車両、船舶の輸送コストや、原材料コストを上昇
させて、製品価格を押し上げつつある。
現在のこの高騰振りは、中国やロシアの経済発展
による工業需要の増大という実需がベースにはある
ものの、実需の伸び以上に値上がりを見せている。
実需の担い手ではない機関投資家による投機マネー
の流入が拍車を掛けているというわけだ。
投機によるバブルならば、いつかは弾ける。投資家
は、バブルが弾ける前に売り逃げるから、いずれ
原油価格は沈静化するという見方は基本的に正しい
と思う。
アメリカの年金基金という大量のマネーがこの相場
に流入しているので、サブプライムローンが金融商
品として信用を失った今、他に期待できる投資対象
がなく、商品相場に流入しているというのが現状の
ようだ。
商品先物市場というのは、投機の対象となりやすいが、
そうはいっても先物というのは将来の価格(需要と
供給)を予測して取引されるものだから、実需を織
り込んだものだという三菱UFJのチーフエコノミスト
の見方に立てば、原油価格は下落するという保障はない。
しかし一方では、原油価格が上昇すればするほど、
代替エネルギーの開発・生産コストが相対的に安く
なる。従って経済学的に見れば、代替エネルギーの
生産量が増加すれば、原油へのニーズが相対的に低下
して価格は上昇が止まり下降局面に入るといえる。
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